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同シリーズは、家具や段差を自動的に避けて室内を掃除するコンパクトな掃除ロボットで、現在iRobotではセンサーやバッテリーに改良を施したシリーズを発表する一方、安価な簡易版を発売してユーザー層の拡大を狙っている。
日本国内では、掃除機と同等の値段で輸入販売されているが、純粋に掃除ロボットを求めるユーザーではなく、むしろ掃除機能つきの玩具としてとらえるユーザーに訴求する傾向にある。
しかし、国内販売台数の推移を見る限りでは、日本人ユーザーへの浸透には若干の時間を要するものと考えられる。
普及の主な阻害要因は、日本人特有の衛生観念から生まれた清掃作業に対する概念の違いと、住宅事情の違いである。
欧米では床掃除といえば戸外から持ち込んだ砂やゴミの除去を指すが、靴履きのまま室内に入ることのない日本では、床掃除といえば塵の除去を指す。
したがって、日本人ユーザーの要求水準を満たす家庭用掃除ロボットには、相当な高性能が要求される。
また、住宅の平均面積は欧米と比べて狭く、障害物を避けて自走する掃除ロボットが効果を発揮するにはあまり適していない。
欧米では早くから導入されていた食器洗い乾燥機の場合、日本の住宅事情に合わせてサイズを縮小し、日本人の食事傾向に合わせた食器洗い乾燥機用洗剤を開発して、ようやく国内においても普及の兆しが見られるようになった。
同じように家庭用掃除ロボット分野にも国内家電メーカーが参入し、日本の住宅事情に合わせ、日本人ユーザーを満足させる水準の製品が開発され、これが適価にて提供されれば、市場は急速に確立するものと考えられる。
電子部品業界では、日本企業が非常に高い競争力を有していた。
世界市場でも常にトップシェアであったし、多くの分野で技術的にも市場をリードしてきた。
中には、光ピックアップのように部品の競争力がセット製品そのものの競争力を左右するものも多く、日本のエレクトロニクス業界の競争力の源泉だったともいえる。
しかしながら、1990年代後半より、電子部品市場における日本企業のシェアが次第に下がってきており、その結果、株式市場からの評価も低くなり始めている。
日本の電子部品産業がシェアを落としてきた理由として、参入障壁の構築に失敗したことがもっとも大きい。
NRAMなどのメモリ分野や液晶などの分野では、技術ノウハウが製造装置とともに海外流出し、結果として日本企業のシェアが下落している。
製造装置とともに技術が流出したという点では、二次電池市場なども同様の状況である。
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